謄本と印鑑証明書は何通ずつ必要ですか?
謄本、謄本と言いますが、実際に一般的に使用するのは「登記事項証明書」になります。
登記事項証明は大きく2種類に分かれ「全部事項証明書」が謄本、「一部事項証明書」が抄本となります。「全部事項証明書」も「一部事項証明書」もそれぞれ、履歴事項証明書、現在事項証明書、閉鎖事項証明書があります。
現場では一部事項証明書はあまり使われず、殆どの場面で使用するのが全部事項証明書になりますが、中でも履歴事項全部証明書を要求されるケースがほとんどですので、謄本を取得する際には「履歴事項全部証明書」を取得して下さい。
謄本が必ず必要なケース
①金融機関での法人名義口座の開設
②税務署等への届出書添付書類
特に①②は「履歴事項全部証明書」が必要です。
法人名義による契約時には謄本が必ず必要なケース
①車の購入
②携帯電話・固定電話・プロバイダ契約
③事務所等の賃貸物件の契約
④金融機関からの借入 など
印鑑証明書は借入の時には必ず必要になります。印鑑証明書の取得には印鑑カードが必要になりますので忘れずに持参して下さい。
謄本も印鑑証明書も法務局並びに法務局出張所で取得できますが、設置個所も少ないのであらかじめ必要な部数を取得しておくとよいでしょう。
謄本は1通700円、印鑑証明書は1通500円です。
なお、謄本、印鑑証明書の有効期限は3ヵ月となっておりますのでご注意ください。